2013年1月12日土曜日

航海85日目11月17日(横浜帰港)


2012年11月17日(土)85日目

曇りのち雨。船内時刻=日本時間。歩数:14,123歩、約8.0km

4:00起床。早速8階後方デッキへ行った。星は見えないし自販機はもう使えない。プロムナードデッキ左舷側で店開き。前日の充電不足で、電池がなくなるまでの二時間弱でPC作業は終わることになる。


航海中毎日写真の整理と日記書きをすることができた。この朝の作業とダンス以外の船内活動は、飲み会も含め船内でのいろんな人との交流に終始した。

講演は元朝日新聞記者の伊藤千尋さんだけが印象深い。他の人のはほとんど聞かなかった。登山家の田部井さんの講演は私のオーバーランドツアーとかち合い、残念ながら講演は聴けなかった。
ツアーには交流系と観光系が用意されていたが、全て観光系を選択していた。

予定では囲碁をもう少しする予定だったが、参加者が少なく、したい時にする状態とは程遠く、あまりできなかった。相手が来るまで待ってやろうとする姿勢があればもっとできたかもしれない。でもその分ダンス関係に時間を割くことができたことも事実である。

予定以外のプラス面として、イルカと4度も遭遇でき、しかも全て動画に納めることができたということと、「カメさんの甲羅で一休み
」という題の写真が人・動物部門二位になって写真を希望する20名位の方にお渡ししたことであろうか。

このことは、今回の航海にあたり、幾人かのブログの航海記を参考にして準備を進めてきたことの成果の一つと言える。このことについてはいままで何回か繰り返し書いた。

航海中に始め下船後も活動を継続する項目としてダンスと共に星の観察がある。今航海の準備に参考にさせて頂いた「星の海を夢見て」さんから星の参考資料を戴いていたことで星のことを意識していた。


そして星のオジイサンとの出会いにより星の観測の楽しみを感じることができた。こういう出会いをピースボートの航海は与えてくれたのである。

5時半ころ九州のKちゃんが来て話をしていった。帰国後ブログに航海記録「のりちゃん航海記」をアップすることを伝えた。
これで朝店を広げ毎日よくやったと褒めてくれた昨日の山陰のある県名と同じTさんに続いて二人に、名刺に「のりちゃん航海記」と書いてお渡ししたことになる。

6時近くになってPCの電気が残り少なくなったので電源を落とした。本航海船内でのPC作業は全て終了である。


Iさんが今日もダンスの練習をしているというので船室に荷を置き、KUNIさんから譲ってもらった滑る靴底で既に半分壊れた靴をゴミ箱から取り出し履いて8階スターライトへ行った。
この靴は数日前から破け始めていたが、記念に持ち帰ろうとしたがその余裕がバッグにまったくないので捨てたのである。

Kちゃんと女性たちがワルツの右回り、左回りの練習をしていたので加わった。30分ほどして船の外を見ると房総半島が見えていたので、靴を履き替え10階デッキへ上がった。今日は近づく日本を見ていることにする。


日本が見えた  房総半島だろう


8階後方デッキから

房総半島が見えている(動画)

 6:32撮影

日本でのひさしぶりのサンライズ(6:55撮影)
この後天気は段々悪くなっていった

富士山を探したが雲がかかっておりみえない。GPS信号をキャッチさせた。自宅に電話したところ繋ながり女房が出た。昨日女房は東京に出ていたが、その時富士山が見えたが今日は絶対見えるはずはない、という。三浦半島が近づくに従い雨が降ってきた。

日本国旗が85日ぶりに上がっている


房総方面  東京湾入口


三浦半島方面

そのうち東京湾にはいって人工物が目に入ってきた。でもここが日本かどうかの証明はない。やはり富士山が見えなくてはいけないのである。でも仕方ない。航海中寄港先では雨にはほとんどあっていないのだから、今日が雨だといって不満を言っても仕方ないだろう。でも残念なことは残念である。


東京湾入り口(動画)
8:23撮影

パイロットが乗り込む
いよいよ横浜港着岸準備


釣り船か?


京浜工業地帯


木更津方面


川崎方面


左はパイロットが乗ったことを表す旗


航路を表している
遠く前方に東京湾アクアラインが見える


方向を大きく変え始めた

着岸準備開始(動画)
第77回航海テーマ音楽が流れ始めた
10:20撮影

ダグボートが近づいて来た
10:25撮影


一定距離を保つ


ベイブリッジの説明(動画)
画像は東京湾アクアライン 10:26撮影

横浜港近く(動画)
画像は東京湾アクアライン 10:33撮影

ベイブリッジ近く(動画)
ベイブリッジ 10:35撮影

ベイブリッジ

 横浜港に入った。



横浜港に入った(動画)
10:42撮影

ベイブリッジをくぐった。もうすぐ大桟橋に着く。大桟橋で待つ人がはっきり見える。そして着岸した。
ベイブリッジをくぐる直前

ベイブリッジをくぐる(動画)
10:50撮影



ダグボートが後ろから
ロープで引っ張っている


また防波堤が左右にある


みなとみらい地区
三菱重工の造船所があったところ


大桟橋で待ち受ける人影が


出迎えてくれてありがとう

横浜港着岸直前(動画)
ただただ着岸地点風景を撮影
11:07撮影

隣の桟橋に停泊する船に
「にっぽん丸」と表示されている

にっぽん丸は豪華客船
出航の時のお隣さんは「飛鳥Ⅱ」だった

11:10 着岸間近

着岸直後
7階船室の窓から大桟橋
雨が降っている

下船手続き開始は13時からだ。11時半頃船室友の二人と4階レストランへ昼食を取りに行った。隣は登別のYさんであった。この方は息子さんのお嫁さんと参加しておられる。めずらしい組み合わせと言われるが、りっぱなお母さんだ。いいだけ笑いながらの昼食であった。

もうビールはカサブランカしか取り扱っていないと言うので、カサブランカへ行ってビールの後、ウイスキーの水割りを飲んだ。12時半に10階からパスポート返却が始まった。30~40分して7階が始まった。


クラブ カサブランカ

名画「カサブランカ」のポスターが掲示されている。毎夜カサブランカがここで無声で放映されていた。



カサブランカに同じ名前の
「リクの店」があったそうだ

女優はイングリッド・バークマン
誰がために鐘は鳴る、
にも出ていたのでは?

カサブランカ内部の様子


パスポートも受領し船室へ戻り、荷物を持って5階の舷門に行き、船を出た。パスポート、荷物審査を終わり、カートに乗せられた荷物を運び、運搬会社へスーツケース大と中、段ボール箱の計3つを預けた。身軽になって建屋を出た。



パスポート返却会場
ID番号で列が決まる

左下が航海中の私のベット
さようなら

帰国第一歩


大きく、思い出いっぱいの船だった


審査を待っている


人垣の向こうで演奏がされているが
なぜか演奏の様子は撮影禁止とか
これが本航海最後の6,000枚台目の写真

奥さんを迎えに来ているはずのO君に電話したが出なかったので、雨が降っていることもあり、近くのタクシー乗り場からタクシーに乗り横浜駅へ行った。

そしてそごう地下のレストラン街でマグロ丼とラーメンを食べた。横浜のラーメンは40年前同様舌になじまなかった。一時間後の15時半の宇都宮行の湘南新宿ラインに乗った。

この線のグリーン車は過ごし良い。なにより一本で行けるのがよいし、宇都宮終着だから寝過ごす心配はないし、岡本駅は宇都宮駅から一駅だ。18:15頃岡本駅に着いた。娘が車で迎えに来ていた。途中スーパーで焼酎を購入し、86日ぶりの我が家へ帰った。

終わり

2 件のコメント:

  1. 大変楽しく読ませていただきました。ピースボートなるものを知らない私でした。世界が広がった気がします。

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    1. 広子さん
      ありがとうございます。少しでもお役に立ててうれしいです。

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