2012年12月28日金曜日

航海59日目10月21日(パナマシティ)

2012年10月21日(日)59日目

晴れ一時大雨のち曇り。現地時間:日本ー14h。歩数:14,854歩、約8.5km。

オプショナルツアー:クリストパルJ「パナマシティショート観光」6,000円

2:30起床。いつものように9階デッキでお茶購入、星を確認をし8階プロムナードデッキ左舷側で店開きである。

6時10分前に10階デッキへ行き星を見る会に合流した。今日の目玉は流れ星である。69回ピースボート参加者でブログ「星の海を夢見て」の筆者からいただいた「天文情報」によると、ふたご座ε流星群だ。月も上弦で、条件は揃った。あとは天気だ。

8階後方デッキに移動した。真っ暗な星観察のビュースポットには既に3人のご婦人(多分)が椅子をならべて星を見ていた。天頂近くに流れ星を見た。3時から見ていたというご婦人は3個の流れ星を見たという。言い方をかえれば3時間で3個の確率であるということだ。

私は1ケ見たが、結局、大阪のMさんは一個も見られなかったようだ。嘆くので、今日の分の運を使わなかったのだから、他のことでいいことがあるのでは?と慰めた。

今日は、寄港するので、企画はゼロである。ラジオ体操もないので、明るくなっても星を見る会の教室は続く。自称、星のオジイサンの歳は私と同じくらいだ。


5:56 星のオジイサンと空が
明るくなっても残っている生徒たち
(8階後方デッキ)

それにしても星は良く見えない。天の川がなかなか見えないのである。見えた日もあったらしい。オリオン座が今日は天頂に見えた。ジャマイカから10度は高くなった。逆に北極星は低くなった。私の知っている北海道の北極星はジャマイカでみたオリオン星座くらいの位置にあった。

日本では見るのが難しいシリウスの下にあるカノープスが北極星よりやや高い位置で見える。かなり光の強い星だ。太陽が昇り始めた。朝日をGPS信号キャッチ後撮影した。


6:28 朝日


6:28 船尾方向

6:30 進行方向
運河通行待ちの船  ズームで

6:32 東方向のパナマ

今日は13:15集合のクリストバルJ「パナマシティ ショート観光(午後実施)」に参加する。それまでには時間があるのでPC作業を続けよう。初めて食事無しのツアーを申し込んでいた。

パナマの資料は日本ではネットでは十分に見つけることができず調査不足で、船内にいるより、外に出た方が良い、程度で参加を決めた。おいしいかどうか、おっかなびっくり食べる食事をしないだけましである。食事に関してもたくさんの考えがあるようだ。それはそれで良し。

6時半過ぎモーニングコーヒーを飲み、7時頃4階レストランへ行く。面白いもので4階レストランはウエイターが席を決めるが、同じ人と同席することが続くことがある。周期が合うというのかどうか。

この日は、ご婦人達がパナマでの買い物について話をしていた。お金持ちのご婦人の方は寄港地での宝石類を日本より値が安いと購入するらしい。日本での宝石の値段を知っているのもすごいことだ。自称お金持ちでないご婦人もお金持ちのご婦人もここでは原住民のクナ族の作った袋を購入するといった。デザインに特徴があるらしい。私も買うことにした。

船室に戻り、洗面の後、10階デッキでGPS信号をキャッチした後も撮影を続けた。もうクリストパル港は近い。着岸間近である。入港する時は胸がわくわくする。ダグボートが活躍し始めた。着岸はもうすぐだ。着岸を見に集まっていた顔見知りの人と写真を撮りあう。
パナマのクリストバル


クリストバル港


左:水先案内人が乗った 中:検疫関係
右:寄港地国パナマ国旗(本船の所属国)

本船所属国の国旗
上の接岸する国の国旗と同じ

クリストバル港への着岸は近い


天気が良いクリストバル港


クリストバル港(動画)
船が多い  運河通行待ちかも

ダグボート   引っ張って
方向を変えている

ダグボートが今度は押している

ターミナル施設のある埠頭に接岸した。今日は日曜日なので休みのお店が多いことだろう。午前中に町に出てみないかとの誘いがあったが、断った。この地帯は今危険な状態なのだ。ジャパングレイスの危険情報を聞き従うことは大事である。結果はターミナルから外へは出してもらえなかったようだ。


着岸後重油供給の船が横付けし
給油開始   給油中船内禁煙
禁煙した私には関係ない話


重油供給船は赤い旗を掲げている   船体に
SAFETY FIRSTと書かれている

囲碁を一局して、船室友のKさんと4階レストランへ行った。大阪のMさんとその船室友の3人と同席した。ツアーの予定を話題にした。私と船室友のKさんはクリストバルJ「パナマシティ ショート観光(午後実施)」に参加するが、他の二人は違うツアーである。ちなみに本日のツアーの種類は9種類ある。

13時集合の本ツアーは4台のバスに分乗した。私の車はJ-3である。隣には北見のTさんが座った。このバスには顔見知りが多く乗った。船室友のKさん、福島のMさん、秋田のTさんである。ツアーリーダーはピースボートK・Tさん、CCはOさん、ガイドはマリーサである。スペイン語訛りの英語を話す。


パナマへの第一歩

まず港に隣接した町コロンの市街地を通る。パナマ第二の町である。大西洋側である。今日行くパナマシティは太平洋側である。100kmくらいであろう。コロンには信号がない。税金無し区域には香港についで多く世界第二位の2,000以上の企業がおり、3万人以上のパナマ人が働いている。


我が船は大きく頼もしい


コロン市街


コロン市街


コロン市街  車は右側通行


コロン市街  車は多くない

政府がアメリカの企業にTAX FREE ZONEの土地を売却したことに抗議のデモがあり、一部暴徒化したらしい。今この地は危ない理由はそこにある。町はきれいであり、治安が良くないことには程遠い感じはする。隙を見せたらあぶないのだろう。バスは高速道路に入った。いつの間にか寝ていた。バスが目的地に着いた。旧市街地の近くであり、太平洋のすぐ傍である。1ケ月半ぶりの太平洋である。


新市街地遠望とツアー客


一か月半ぶりの太平洋とパナマシティ新市街地

そこからテクテク歩いた。昔からの中心地だったのだろう。それにしても海賊が身近にいたようだ。海賊から町を守る城壁や牢屋が残っている。おみやげ屋でトイレ休憩及び買い物をした。私は16ドルでバッグを買った。ツナ族作成か否かはわからない。


旧市街地側


大統領官邸


大きなキノコがにょきにょき


政府関係の建屋


旧市街地をテクテク


自動小銃で装備をした警察


トマスヘレーナ像  パナマをスペインから独立に導いた
コロンブスが憎い、と中南米で聞く


海賊から守るための城壁
1600年代に作った


船の前方をイメージして
デザインされた家


花の咲く木


いわれのある教会


綺麗とはいえない街並み


宣教師が奴隷に改宗させようと
教育したところ 
後に法王がそういう教育をやめさせた


大聖堂  上部の12師の一つの像がない
一部を海賊に破壊された   大統領などの
葬式もここでする由緒ある教会


由緒ある教会のズーム
上段左の像がないのがわかる

フランス風の家
フランス人が20年住んでいた


パナマ運河のレセップスが
事務所に使った建屋


1534年のスペインチャールズ5世の
像のある公園  この人は技術者に
パナマ運河作成のための技術検討を命じた

雨が降ってきた。朝あんなに天気は良かったので雨具は持ってこなかった。困っていると傘に入るように言ってくれる人がいた。以前なみ平かカサブランカで私に飲み物をもらった、と言っていた。そういうこともあったのかもしれない。説明は最後の段階に来ているはずである。早くバスに戻り、船に帰りたい。

最高裁判所


捕まえた海賊を入れた牢獄


海賊に向けた大砲が建屋の玄関先にある


大砲が玄関先にある建屋


レセップスのオベリスク


1908年国立劇場

ようやくバスにたどり着いた。傘に入っていたとはいえ、服は湿っているので、バスの中では眠ることはできない。コロンの町に入ってくる頃には天気は回復していた。

帰船後まず夕食にした。チキンカレーがメインデッシュである。このタイミングのカレーは評判がよい。終わってから船室でシャワーを浴び、カサブランカで北見のTさん、そしてダンスのEさんが加わり楽しく時が過ぎた。20時半ころ就寝。


我らのオーシャンドリーム号に帰ってきた


購入した原住民作成のバック
16USドル(18ドルを下げさせた)
船のベットの上で撮影

IDカード
    自販機  お茶2     400円
17:58 レストラン ビール   529円
19:03  カサブランカ ICESET  230円

     合計      1,159円

終わり

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